真夏の東京や大阪は35°Cを超える日も珍しくありません。でも日本には、夏でも最高気温が25°C前後、場所によっては20°Cを下回る「避暑地」がたくさんあります。都市部より10°C以上涼しい場所も。この記事では、気象庁の平年値をもとにした夏の気温の目安つきで、涼を求めて訪れたい10のスポットを2つの涼しさレベルに分けてご紹介します。
夏の気温、都市とどれだけ違う?
7〜8月の平均最高気温の目安を比べてみましょう(年により変動します)。
- 東京:約31°C/大阪:約34°C/京都:約34°C
- 軽井沢:約26°C/釧路:約21°C/上高地:約23°C
- 立山・室堂:約13〜18°C——真夏でも上着が必要な世界です
さわやか避暑地|最高気温25〜28°C
軽装で歩ける心地よさ。観光と組み合わせやすい定番エリアです。
【約26°C】軽井沢(長野)

明治時代から続く日本を代表する高原リゾート。旧軽井沢銀座の散策、森の教会めぐり、サイクリングと、涼しい空気の中で一日中遊べます。東京から新幹線で約1時間の手軽さも魅力。
【約26°C】函館(北海道)
海風が心地よい北の港町。五稜郭や元町の坂道を歩き、朝市で海鮮丼、夜は函館山の百万ドルの夜景へ。夏の北海道入門に最適な街です。
【約25°C】那須高原(栃木)

皇室の御用邸が置かれる関東屈指の高原避暑地。牧場や美術館、温泉がコンパクトにまとまり、家族旅行にも好適。世界遺産・日光東照宮と組み合わせた栃木周遊もおすすめです。
【約25°C】草津温泉(群馬)

標高約1,200mの温泉街は夏でもさわやか。湯畑の湯けむり、湯もみショー、外湯めぐり——「温泉×避暑」を一度に楽しめる欲張りな滞在ができます。
【約26°C】箱根・仙石原(神奈川)
東京から最も近い避暑地のひとつ。登山電車とロープウェイ、芦ノ湖の遊覧船を乗り継ぐ移動そのものがアトラクション。湖畔に朱の鳥居が立つ箱根神社への参拝もお忘れなく。
【約27°C】奥入瀬渓流(青森)

約14kmにわたって滝と苔と清流が続く、歩くためにあるような渓谷。木陰と水しぶきのおかげで体感温度はさらに低く、森林浴の気持ちよさは格別です。
【約28°C】河口湖(山梨)

富士山を湖面に映す絶景リゾート。湖畔のサイクリングやロープウェイからの展望、夏はラベンダーも見頃。富士山を涼しく眺めたい方の定番です。
ひんやり避暑地|最高気温25°C以下
「涼しい」を通り越して「ひんやり」。上着を持ってお出かけを。
【約21°C】釧路・阿寒摩周(北海道)

夏の平均最高気温約21°Cと、日本の主要都市で最も涼しいレベル。霧の摩周湖、マリモの阿寒湖、釧路湿原と、涼気とともに大自然を満喫できます。
【約23°C】上高地(長野)

標高約1,500m、穂高連峰を望む山岳リゾートの代名詞。梓川に架かる河童橋からの眺めは日本の夏山風景の決定版です。明神池のほとりには穂高神社の奥宮が鎮座し、神秘的な池と社が静かに迎えてくれます。
【約13〜18°C】立山・室堂(富山)

標高2,450m、真夏でも雪渓が残る別世界。ケーブルカーやバスを乗り継ぐ立山黒部アルペンルートで、誰でも雲上の涼に手が届きます。雄山の山頂には雄山神社の峰本社が鎮座する、信仰の山でもあります。
服装と持ち物のポイント
- 高原・山岳部は朝晩15°C以下になることも。薄手の羽織りものは必携、室堂レベルなら防風ジャケットを
- 基本は重ね着:「汗を逃がすインナー+保温の中間着+防風防水の上着」で調整
- 山の天気は急変します。折りたたみ傘より軽量レインウェアが安心
- 渓流や森は虫よけ対策を。歩きやすい靴で
まとめ
港町の函館から雲上の室堂まで、日本の夏には「涼しい」の選択肢がこんなにあります。避暑地は夏祭りシーズンとも重なるので、夏祭りガイドやイベントカレンダーと合わせて計画すれば、涼と祭りの両取りも可能です。
よくある質問
記事の気温は保証されますか?
いいえ。掲載の気温は平年値をもとにした目安で、年や日により変動します。近年は避暑地でも猛暑日が出ることがあるため、出発前に最新の天気予報をご確認ください。
夏の避暑地は混みますか?
7月下旬〜8月中旬は日本の夏休み・お盆と重なる繁忙期です。混雑と宿泊費を抑えるなら7月上旬か8月下旬以降が狙い目。人気エリアの宿は1〜2か月前の予約をおすすめします。
真夏でも上着は必要ですか?
必要です。日中は快適でも朝晩は冷え込みます。特に上高地・室堂などの高所は、7・8月でも長袖+防風の上着があると安心です。
初めてならどこがおすすめ?
東京起点なら軽井沢・箱根・河口湖がアクセス良好で失敗がありません。しっかり涼みたいなら上高地か、思い切って立山・室堂へ。
